猫耳属性吧 关注:41,545贴子:635,523
  • 2回复贴,共1

【转帖】「妖使い!?横岛の生活! 第二十一话~魔王现り不覚な子

只看楼主收藏回复

「蝶のように舞い!蜂のように刺ーーす!んでもってゴキブリのように逃げる!!!」

『グギャーーーッ!』

霊波刀を构えた横岛は手近な悪霊を斩り付けて言叶通りカサカサと后退する。

「へぇ、意外にやるじゃない。あまり见栄えは良くないけど…」

「横岛さん凄いです!もう立派なGSですね!!」

昨日霊能に目覚めた事を美神に话した横岛はそれなら今日の仕事はあんたがやりなさいと腕试しをおおせ付かった。
本人は腕试しなら绯鞠を相手に!とか美神さんが直々に手取り足取り!とか駄々をこねていたが结局美神の一喝に渋々今日の依頼を引き受けた。
引き受けてからはさしたる问题もなく楽々と悪霊数体を除霊できた、恐らくたいした难易度の依頼ではなかったのだろう。
でなけりゃいくら唯我独尊な美神といえども素人に毛の生えた程度の横岛一人に除霊などさせないだろう。

「若殿、お疲れ様な…「…お疲れ様なの!タオル使え…なの」のじゃ…」

绯鞠が横岛を労おうとしたのを押し退けて静水久が横岛にタオルを渡す。

「おう、サンキュー静水久」

「……気にするな…なの、早くこっちにきて热いお茶でも饮めば良いの…」

「「「……………」」」

「…なに、あれ?」

「静水久ちゃん…なんだか积极的になったような…」

なんだか横岛と静水久の周りだけが别の世界のように见える…。
昨日帰宅してからしばらくポヤーっとしていた静水久だが一晩たってみたらいきなりこれだ。
美神やおキヌちゃんだけでなく绯鞠にすら全く意味がわからない。

「昨日なんかあったの绯鞠?」

「そうですよ!あれじゃまるで憧れのセンパイを慕う后辈ちゃんみたいじゃないですか!」

そう言われ绯鞠は必死に昨日の事を思い出そうとする。

「…そういえば昨日…」

「「昨日?」」

「…フッ、私は横岛のもの…なの。本人から言われたの…だから一生悬命尽くすのは当然…なの」

「「「んな!!?」」」

戻ってきた静水久が胜ち夸るように爆弾発言。

「いや、ちょっと待て静水久!?俺そんな事言ったっけ!?」

「……しっかり言ったの、もう私は身も心もお前のものになっちゃったの…自分の発言には责任持て…なの」

そう言われ他の面々は口をパクパク何を言えば良いのかわからない。

「待たぬかみずち!!それはお主の一方的な押し付けじゃ!それに私とて若殿には身も心も………」

最后の方は颜を真っ赤に染めて消え入るように言う。

「……ふん、私は本人から言われたの…自分で言ってるお前とは重さが违う…なの」

「にゃ!そんな事はない!私にはそんな事言わずとも俺のモノだぜ☆という若殿の心がお主にはわからぬのか!?」

「…口先だけならなんとでも言える…なの!」

「にゃ!にゃにを~~~!!!」

「お、お二人ともそういうのは良くないと思います!横岛さんだって困ってるじゃないですか!」

さらにおキヌちゃんまで割り込んできて自体は泥沼一直线だ。
肝心の横岛は「み、身も心も…?」とか言いながらトリップしているし…。
结局どうにもまとまらないまま事务所へ帰る事と相成った。
途中まで绯鞠と静水久とおキヌちゃんが车の中でキャイキャイ言い争っていたがついに美神がキレたのでなんとか矛先を収めてくれた……まぁ収まったのではなく小さい火の粉となって潜伏したと言った方が正しいかもしれないが……ちなみに横岛はかなり早い段阶で绯鞠にかっちゃかれてダウンしている。
美神の操るコブラが事务所が见えるあたりまで近づくと事务所の前に何やら人が立っているようだ、依頼人だろうか?

バルルーン!キキーッ!

「冥子じゃないそんなとこで何やってるの?」

そこにいたのは六道冥子だ。どうやら来たは良いが留守だったので帰るところだったらしい。
美神を见つけると満面の笑みで駆け寄ってくる。

「こんにちは~令子ちゃん~横岛くん达も~こんにちは~~~」

「はいはいこんにちは、んでなんか用事?今日は仕事で疲れたからあんまり构ってあげられないわよ?」

除霊したのは横岛で美神はただ见ていただけなのはナイショだ。

「私は帰る!若殿帰るぞ!ここにいては危険じゃ!!」

冥子を见て绯鞠は慌てて帰ろうとするがいつの间にか美神が着物の帯をがっちりホールドしている。イケニエにする気満々らしい。こっそり绯鞠に耳打ちをする。

『あんた、无理に逃げたら帯ほどけてストリークイーンで痴女で変态よ……?』

その言叶で颜に縦线いれまくりでがっくり肩を落とした绯鞠は全てを悟ったように空を见上げる…见ている方が悲しくなるような姿だ。

「………ネコどうしたの?というかあれは谁…なの?」

「まぁ…いろいろ思い出しちゃったんだろうな」

「アハハハ……」

そのあと冥子と静水久がお互いに自己绍介をすると…というか冥子はなぜか静水久の事を知っていたので冥子だけが自己绍介をすると四人は事务所の中へと入っていった。
冥子が来たのは母である冥奈からの报告を伝えるためらしい。
昨日の地走の件にいろいろと気になる事もあったのでかなり深いところまで探っていたそうだ。
だが结果は何もわからず。捜査はいっこうに进んでいないらしい。

「という訳なのよ~役に立てなくて~ごめんね~~?」

「そうでもないわよ、六道の情报网でもわからないって事はそいつのバックにはかなりの大物…かなり上级の魔族が控えてるって事だわ。それがわかっただけでも対処の仕方が见えてくるしね」




1楼2008-03-26 20:27回复
    なんだかんだ言って美神は横岛の事を身内として认めているのだろう、でなけりゃそんな大物魔族とは関わろうとしない。
    美神ほどの一流GSにとっても规格外の存在なのだ、魔族というのは…。
    そこでこの话しは次の情报待ちとなり话题は别のところに移っていく。
    これ幸いと今度は冥子の式神たちと亲睦を深めていた(?)绯鞠と绯鞠を救出しようと顽张っていた横岛たちも话しに加わる。

    「そういえば~この前空港で~ドクターカオスに会ったのよ~~サインも贳っちゃった~~♪」

    「ゼェハァゼェハァ…ど、どくたーかおすとは谁じゃ…?芸能人か何かか…?」

    式神たちに舐め回されて全身ドロドロの绯鞠がとにかくこれ以上弄られないよう强引に话しに割り込む。
    取り込み中の时は式神たちもきちんと大人しくしているのだ。変なところで教育が行き届いている。
    ならば话し中は最初から式神を出すなと言いたいがこの子たちが寂しがるから~とは冥子の谈である。
    もうその辺は美神も谛めているので问题ない。绯鞠にとっては迷惑极まりないが…。

    「……ハァハァ…ネコが怯えてた理由…ちょっとわかった…なの」

    「ハハハ…静水久ちゃんも気に入られてましたものね…」

    「俺なんか丸呑みされそうになったんだぞ…」

    脇での苦労话しは置いといて美神が绯鞠にカオスの事を说明してくれた。

    「ほう、不老不死の錬金术师か…それがなぜ日本などに来たのじゃ?」

    冥子にその时の事を详しく闻いてみた。
    なんでも秘密らしいのだがドクターカオスは魂と肉体を交换して他人の能力を夺う秘术を完成させたらしく、それを使うために日本に来たらしい。

    「それでね~强力な~霊能力を持った人を探してたから~令子ちゃんを绍介してあげたの~~ここは危険よ~?逃げて~~?」

    「……コラーーーーッ!!!」

    最后の最后でとんでもない事を言ってくれやがりましたよこの天然おとぼけ娘は。

    「こやつに関わると苦労するのう…お互いに」

    绯鞠は3割の同情と7割の嘲りを含み、なんとも言えない表情で美神の肩をポンポンと叩く。
    やはりイケニエにされたのを根に持っているのだろうか…。
    苦々しく绯鞠を见る美神だがイケニエの件がある绯鞠にも悪意の全くない冥子にも强くは言えずにさっきの绯鞠よろしくがっくりと肩を落とす。
    それから冥子には丁重にお帰り愿って対カオス対策を立てはじめた。

    「全く冥子にも困ったもんね!この若く美しい身体をあんなじいさまと変えられるなんて冗谈じゃないわ!」

    「まぁまぁ美神さん落ち着いてください。それでそのカオスさんはどんな外见なんですか?」

    「そーっすね、それがわかんないと対処のしようがありませんよ」

    「ん~そうね、ちょっと待ってて」

    そう言われ、美神は本棚から一册の本を取り出す。
    それには各界の著名人の写真が年代别に载っていてカメラ登场前の时代まで行くと写真ではなく絵が载せられていた。
    ドクターカオスの絵を调べてみると长いロングコートを着て胜ち気にVサインをする见た目60代前半な感じのじいさんが描かれている。どうやらこれがカオスらしい。

    「……普通のじいさんみたい…なの」

    「でもどことなく风格が漂ってますよ?」

    「外见はまぁ大体わかりましたけどこんなじいさんなら美神さんなら简単に追い返せるんじゃないですか?」

    「ドクターカオスを舐めちゃダメよ、今はどうか知らないけど昔は确かに物凄い発明を无数に生み出してるんだから」

    どうやら油断はできないらしい。
    ともあれ相手の居场所が全くわからないためこちらから仕挂ける事ができない。结局相手の出方しだい、仕挂けてきたら全员集合となり本日は解散と相成った。
    家へと帰り着いた横岛たちは着替えると夕食の支度をする事にした。
    


    2楼2008-03-26 20:28
    回复
      横岛家の家事は分担。
      主に食事は静水久が、洗濯は绯鞠が、扫除などは横岛が担当している。たまに入れ代わる事もあるが大体いつもこんな感じだ。
      心なしいつもより気合いの入った静水久の手料理は実に美味しく、绯鞠はなんとかこの味を盗もうと分析するのが日课となりつつある。
      食事を终えると団栾タイムだ。静水久が入れてくれたお茶を啜りながら和気蔼々と话しに华を咲かせる。

      「しかしドクターカオスか~次から次へと変なのが出てくるなぁ」

      「……1番変なのが何言ってる…なの」

      「俺は変じゃないだろ!?」

      「自覚がないのは罪じゃぞ?若殿」

      「ひどっ!そゆ事言う奴はこーだ~~!」

      「にゃわ!にゃーーーッ!?」

      いきなり绯鞠に飞び挂かった横岛はそのまま脇腹に手を差し込んでくすぐりだす。
      いつの间にか静水久が绯鞠の腕を掴んでいるので抵抗すらできずにいる。まさに阿吽の呼吸だ。

      「わ、若殿…それ以上はヒニャぁぁぁ…!」

      「ケッケッケ!イヤイヤ言ってても身体は正直よのう」

      「……このまま失禁するまでお仕置きタイム…なのー」

      なんだか绯鞠がどんどんいじめられっ娘になっている…。
      最初に横岛を変人扱いした静水久は自分を棚に上げてるし…。
      こんな感じでいつもの団栾タイムを终えた横岛たちは銭汤へと向かう。
      横岛の家には风吕がない。今时そんなアパートも珍しいが近场に銭汤があるので特に问题はないのだ。

      「まったく…やりすぎじゃ若殿!窒息するかと思ったぞ!」

      「わりぃわりぃ、でもやーらかかったなぁ!」

      どうやらくすぐるどさくさに纷れていろいろお楽しみだったらしい。
      ほんのり頬を染めている绯鞠も満更ではなさそうだ。逆に静水久はプクーっと膨れている。

      「……どうせ私は柔らかくないの…」

      「ん?静水久も失禁するまでくすぐってほしかった?」

      「むぅ…なの」

      静水久はそーゆー事を言ってるんじゃないの…とでも言いたげにさらに膨れるがここには静水久以上に闻き舍てならない事を言われた者がいた。

      「ちょっと待て若殿!私は失禁なんぞしておらぬぞ!!?」

      「よしよしそーだな、绯鞠はしてないもんな、そーゆー事にしておこうな?」

      「な、なんじゃその言い方は!?読者の皆様にあらぬ误解を招くじゃろ!?」

      「うんうん、あれは仕方ないよお前の名誉のためにも谁にも言わないでおくから安心しろよ」

      「……私はしておら~~~~~~~ん!!!!!」

      夜とはいえ天下の往来で若い男女がそんな话しをしてるのもどうかと思うが幸い他に人はいなかったのでギリギリセーフだろう……。
      そんな风に騒いでいた三人だが銭汤に着くと大人しくなり男女别の入口へと入っていく。
      静水久は小さな见た目を活かして横岛と一绪に男汤に入ろうとしたが绯鞠ががっちり襟首を掴んで女汤へと连行していく。

      ………カポン

      「ふぅ…生き返るのう」

      「……私はあっちに入りたかったの…」

      「たわけが、そんなうらやま…もとい不埒な行いは私が许さぬ」

      丁宁に畳んだタオルを头に乗せた绯鞠と静水久がいつもの口喧哗を开始した顷、横岛のいる男汤はというと……。

      「あ゛ぁ~~今日も一日ご苦労様、オレ」

      「なんじゃ小僧、若いくせに随分老け込んだ事を言いおって」

      どうやら横にいた老人に独り言を闻かれたようだ。しかし社交性の良い横岛はさして気にする事なく世间话しを始める。

      「仕事が大変なんスよ、所长が人使い荒くて…」

      「まぁ、若いうちの苦労は买ってでもすべきじゃろうて、しかしお主の职场の所长とやらはそんなに厳しいのか?」

      「厳しいなんてもんじゃないっスよ鬼ですねあれは、いつかあの人を绝対俺のもんにしちゃる!」

      「ククク、じゃがお主はそれほど女に困っとるようには见えんがのう?」

      銭汤に来る时に绯鞠と静水久を见たのだろうか?あれだけ騒いでいたら印象に残ってるのも当然か、横岛は特に気にする事なく世间话しを続ける。
      しばらくして老人と仲良くなった横岛は二人で汤から上がると备え付けの待合室で绯鞠と静水久が来るのを待とうとする。
      しかしそこで横岛の意识は途绝えた……。

      ザバァ!!

      「……ネコ…どうしたのぉ?」

      突然汤から立ち上がった绯鞠にお汤の中で荡けんばかりにリラックスしまっくっていた静水久が问い挂ける。

      「……若殿に何かあった…ような気がしたのじゃ。私は一足先に出る!」

      「……私も行く…なの!」

      その言叶静水久は一瞬で意识が切り替わる。风吕から出た二人はスパパーンと服を着ると绯鞠は外へ、静水久は男汤の脱衣所へと走っていく。
      见た目幼女の静水久ならいきなり男汤に乱入してもそれほど騒がれる事はないだろう。
      お互いが何も言わずとも的确に役割分担ができてしまうところを见るとなんだかんだいってうちとけてきているようだ。

      「……横岛の服がないの…もう上がってる…なの」

      静水久は急いで外へと向かっていく。途中迷子扱いされそうになったが强引に引きはがしてきた。
      外に出ると绯鞠と、なにやら表情は乏しいが十二分に美少女といって问题ない女性が対峙していた。

      「……私は用事がある。そこをどいてはもらえぬか?」

      「……ドクターカオスの命により、贵女方を拘束、及び监禁します」

      「…やっぱりカオス…なの!?」

      「チッ!まさか美神殿ではなく若殿を狙うとは…しかも私と若殿が唯一离れる入浴时を狙うとはかなり周到じゃ!!こやつは一気に片付けるぞ静水久!!」

      「……おっけー…なの!」



      とぅーびーこんてぃにゅー


      3楼2008-03-26 20:28
      回复