女優 長澤まさみとファッションを紐解く23の質問
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映画に舞台に、活躍の場を広げている女優 長澤まさみ。今年30歳を迎えた彼女は、実は無類のファッション好きだという。9月には2018年春夏ミラノファッションウイークに参加し、「トッズ(TOD'S)」のショーをフロントローで観覧。人生初となるファッションショーに大きな刺激を受けたという。長澤まさみが持つファッション感とは?「女優」と「ファッション」、2つの関係を紐解く23の質問。
Q1.ミラノへは初めて?
2回目です。でも最初に来た時は一瞬で帰国したので、今回はゆっくりできています。
Q2.TOD'Sの印象は?
エレガントで大人のブランドという印象を持っていました。
Q3.実際にショーを見て、ブランドの印象は変わった?
そうですね。自分でも着られる年齢になったのかなって、なんだか親近感を覚えました。レザーのアイテムが本当に豊富で。春夏シーズンということもあり、堅苦しくないレザー製品が多かったので、爽やかで春らしくて素敵でした。
Q4.気になるアイテムはあった?
スエードのワンピースが可愛かったです。あと黄色いヨットパーカーかな?絶対に革では作らない類のアイテムをわざとレザーで仕上げているという意外性に惹かれました。
Q5.バッグやシューズではなく、気になったのは服?
そうですね。仕事柄、衣装はついて回るものなので、そのもの本来の役割を考えさせられるというか。だから、予想外の服を見ると面白いなって興味が湧くんです。意図があってそう作られているんだろうなって考えるのが好きです。
Q6.ファッションに関心をもったのはいつ頃?
いつの間にかですね。女の子ってきっとみんなそうなんじゃないかな。周りに好きな人が多かったので必然的にという感じです。
Q7.お手本はいる?
現場で先輩俳優の方々が自分のスタイルを持った着こなしをしていると憧れたり。自分のスタイルがある人は素敵だなって思います。
Q8.服選びで困った経験は?
身長も高いので、日本の既製品だと体型に合わなくて苦労しました。少し屈むと、背中が見えちゃったりとか。海外の既製品の方が肩や袖、丈があうのでインポートブランドを選ぶことが多いです。サイズが合うから安心して着られるんですよね。
Q9.買い物をするときに大事にしていることは?
綺麗なものが好きなので、純粋に素敵な服を手にとってみたいという欲には素直に従います。あとは、動きやすさや着心地のよさも大事ですけど、服って自分の気分をあげるものだから色々とチャレンジして着てみたいなって思っています。
Q10.今年30歳。ファッションとの付き合い方に変化は?
年々、いいものを見せてもらえるし、いいものを着せてもらう機会が増えていて。いいものはもちろん高いんだけど、その値段に意味があり、もの自体の価値を感じることができたり。若い頃には想像していなかった方向にファッションに対する考え方が変化していると思います。
Q11.長年捨てられない服はある?
思い入れがあるTシャツは捨てられないし、経年変化を楽しみたいんです。ぼろぼろになっていく様も可愛いなって思えるし、物は長く大事にしていきたいと思っています。
Q12.好きなお店は?
青山の「フックド ヴィンテージ(HOOKED VINTAGE)」にはよく行きます。以前ジャンティークにいらっしゃった方々がオープンされたお店で、もともと仲がよくていろいろな話をしながら一緒にお洋服を選んでいます。
Q13.ヴィンテージの魅力は?
人と被らないことです。あと、古着って捨てないんですよね。ちゃんと長く着るから「本当に好きで買ってるんだな」って思えます。
Q14.今までで記憶に残っている衣装は?
遡ったらもっとあるかもしれないですが、舞台「紫式部ダイアリー」でワダ・エミさんが作ってくださった衣装は、私のために作られたある意味オートクチュールだったので、本当に特別でした。衣装製作の過程で込められた思いが伝わり、私も大事にその思いと向き合えた衣装の一つです。
Q15.レッドカーペットではドレスに注目。勝負服はどう選ぶ?
信頼しているスタイリストさんが選んでくれたものを、自信を持って着る。ただそれだけです。
Q16.女優とファッションはどういった関係があると思う?
服って生活とすごく密接なものだと思うんです。「どういう服を着て、どう生活するか」は役を演じる上では大事な要素で、そこから見えてくる人間性や所作もそう。切っても切れないものだと思います。
Q17.アンダーアーマーのダンスが話題に。新しいことに挑戦する原動力は?
私の中では新しいことに挑戦しているというつもりはなくて。人間の性格的な側面は1つではないから、どんな役柄でも自分の中にないわけではないんです。全てはこれまでの経験による積み重ねの中から生まれるものなんだと思います。
Q18.今、挑戦したいと思っていることは?
ある本を読んで、私は何者かになりたいわけではないけれど、お芝居をするということを止めてはだめだと思って。だから、続けるということに挑戦していきたいです。
Q19.ミラノファッションウイークに初参加。印象は?
個性的なファッションの方が多くて興味深かったですし、素敵な人も多かったです。
Q20.ファッションショーという形式について。
ファッションは生のものであり、「生きている」ということを強く感じました。お芝居や物語ではなく、これは現実だという事実が新鮮でしたし、別世界にある"生"に触れる機会をいただけて本当にラッキーでした。
Q21.今回ファッションショー以外でミラノで楽しかったことは?
とりあえず、ボンゴレを色々なお店で食べ比べしています。毎回注文してお店ごとの味の違いを知りたいと思って。あとは旅先のホテルで過ごす時間が好きなので、裏庭でお茶したり、ゆっくりとした時間の流れを楽しみました。
Q22.次来たらやってみたいことはある?
建築を見るのが好きで。ミラノにはアルマーニやブルガリなどのホテルもたくさんあるみたいなので、泊まってみたいです。
Q23.最後に、自分にとってファッションとは?
「生活」、そして「気分」です。
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映画に舞台に、活躍の場を広げている女優 長澤まさみ。今年30歳を迎えた彼女は、実は無類のファッション好きだという。9月には2018年春夏ミラノファッションウイークに参加し、「トッズ(TOD'S)」のショーをフロントローで観覧。人生初となるファッションショーに大きな刺激を受けたという。長澤まさみが持つファッション感とは?「女優」と「ファッション」、2つの関係を紐解く23の質問。
Q1.ミラノへは初めて?
2回目です。でも最初に来た時は一瞬で帰国したので、今回はゆっくりできています。
Q2.TOD'Sの印象は?
エレガントで大人のブランドという印象を持っていました。
Q3.実際にショーを見て、ブランドの印象は変わった?
そうですね。自分でも着られる年齢になったのかなって、なんだか親近感を覚えました。レザーのアイテムが本当に豊富で。春夏シーズンということもあり、堅苦しくないレザー製品が多かったので、爽やかで春らしくて素敵でした。
Q4.気になるアイテムはあった?
スエードのワンピースが可愛かったです。あと黄色いヨットパーカーかな?絶対に革では作らない類のアイテムをわざとレザーで仕上げているという意外性に惹かれました。
Q5.バッグやシューズではなく、気になったのは服?
そうですね。仕事柄、衣装はついて回るものなので、そのもの本来の役割を考えさせられるというか。だから、予想外の服を見ると面白いなって興味が湧くんです。意図があってそう作られているんだろうなって考えるのが好きです。
Q6.ファッションに関心をもったのはいつ頃?
いつの間にかですね。女の子ってきっとみんなそうなんじゃないかな。周りに好きな人が多かったので必然的にという感じです。
Q7.お手本はいる?
現場で先輩俳優の方々が自分のスタイルを持った着こなしをしていると憧れたり。自分のスタイルがある人は素敵だなって思います。
Q8.服選びで困った経験は?
身長も高いので、日本の既製品だと体型に合わなくて苦労しました。少し屈むと、背中が見えちゃったりとか。海外の既製品の方が肩や袖、丈があうのでインポートブランドを選ぶことが多いです。サイズが合うから安心して着られるんですよね。
Q9.買い物をするときに大事にしていることは?
綺麗なものが好きなので、純粋に素敵な服を手にとってみたいという欲には素直に従います。あとは、動きやすさや着心地のよさも大事ですけど、服って自分の気分をあげるものだから色々とチャレンジして着てみたいなって思っています。
Q10.今年30歳。ファッションとの付き合い方に変化は?
年々、いいものを見せてもらえるし、いいものを着せてもらう機会が増えていて。いいものはもちろん高いんだけど、その値段に意味があり、もの自体の価値を感じることができたり。若い頃には想像していなかった方向にファッションに対する考え方が変化していると思います。
Q11.長年捨てられない服はある?
思い入れがあるTシャツは捨てられないし、経年変化を楽しみたいんです。ぼろぼろになっていく様も可愛いなって思えるし、物は長く大事にしていきたいと思っています。
Q12.好きなお店は?
青山の「フックド ヴィンテージ(HOOKED VINTAGE)」にはよく行きます。以前ジャンティークにいらっしゃった方々がオープンされたお店で、もともと仲がよくていろいろな話をしながら一緒にお洋服を選んでいます。
Q13.ヴィンテージの魅力は?
人と被らないことです。あと、古着って捨てないんですよね。ちゃんと長く着るから「本当に好きで買ってるんだな」って思えます。
Q14.今までで記憶に残っている衣装は?
遡ったらもっとあるかもしれないですが、舞台「紫式部ダイアリー」でワダ・エミさんが作ってくださった衣装は、私のために作られたある意味オートクチュールだったので、本当に特別でした。衣装製作の過程で込められた思いが伝わり、私も大事にその思いと向き合えた衣装の一つです。
Q15.レッドカーペットではドレスに注目。勝負服はどう選ぶ?
信頼しているスタイリストさんが選んでくれたものを、自信を持って着る。ただそれだけです。
Q16.女優とファッションはどういった関係があると思う?
服って生活とすごく密接なものだと思うんです。「どういう服を着て、どう生活するか」は役を演じる上では大事な要素で、そこから見えてくる人間性や所作もそう。切っても切れないものだと思います。
Q17.アンダーアーマーのダンスが話題に。新しいことに挑戦する原動力は?
私の中では新しいことに挑戦しているというつもりはなくて。人間の性格的な側面は1つではないから、どんな役柄でも自分の中にないわけではないんです。全てはこれまでの経験による積み重ねの中から生まれるものなんだと思います。
Q18.今、挑戦したいと思っていることは?
ある本を読んで、私は何者かになりたいわけではないけれど、お芝居をするということを止めてはだめだと思って。だから、続けるということに挑戦していきたいです。
Q19.ミラノファッションウイークに初参加。印象は?
個性的なファッションの方が多くて興味深かったですし、素敵な人も多かったです。
Q20.ファッションショーという形式について。
ファッションは生のものであり、「生きている」ということを強く感じました。お芝居や物語ではなく、これは現実だという事実が新鮮でしたし、別世界にある"生"に触れる機会をいただけて本当にラッキーでした。
Q21.今回ファッションショー以外でミラノで楽しかったことは?
とりあえず、ボンゴレを色々なお店で食べ比べしています。毎回注文してお店ごとの味の違いを知りたいと思って。あとは旅先のホテルで過ごす時間が好きなので、裏庭でお茶したり、ゆっくりとした時間の流れを楽しみました。
Q22.次来たらやってみたいことはある?
建築を見るのが好きで。ミラノにはアルマーニやブルガリなどのホテルもたくさんあるみたいなので、泊まってみたいです。
Q23.最後に、自分にとってファッションとは?
「生活」、そして「気分」です。