初のポップスアルバム『Papillon(パピヨン) - ボヘミアン·ラプソディ-』(6/9発売)アルバム本人解説
人間にとって何が大事かということを考えさせてもらえる作品をいっぱい集めました。
今まさに、 生きる ということ、命の尊さをあらためてこのアルバムで、私の歌で、伝えていけたらと思っています。
『ボヘミアン·ラプソディ』日本語訳詞を除く13曲がオリジナル。その内、書き下ろし10曲。全14曲を収録した、氷川きよしとして初のオリジナルポップスアルバムです。
「令和」という時代に変わって2年目の2020年。
演歌を20年歌って、いろいろな経験をさせていただいて、そこからまた、次のステップに行くため自分の中でのスタートを切るアルバムになりました。
氷川きよし
1.Papillon (新曲)
作詩·作曲/塩野 雅 編曲/NaO
一番、何よりも大事なのは命ということがテーマで、今回のアルバムの表題曲となりました。まさしく、自分自身のことを歌っているような思いです。さなぎが蝶に変化していくように、人間として輝くというステップですかね。様々なこの社会の中で、自分らしく生きる ということを伝えたい。愛する人のために生きるという思いがすごく表現されている作品です。
(氷川きよし)
2.不思議の国 (新曲)
作詩·作曲/塩野 雅 編曲/NaO
この作品は、MVでもドレスで氷川きよし風アリスを表現したり、王子様のような衣装でマッドハッターに変わったり、行き来している世界を表現したんですけど、それこそ「不思議の国」だなという世界観を持っている曲で、ロックの安心感のあるサウンドが、すごく耳に心地いい一曲です。
(氷川きよし)
3.キニシナイ (新曲)
作詩/柳田しゆ 作曲·編曲/梅堀 淳
今、インターネットとかで、いろんな情報が飛び交っていて、フェイクニュース、噂、中傷もあり、信じて行動してしまう人もいる。本来のSNSというのは正しい情報を送るものなのに。そういう世界に対して、自分から歌で発信したいなと思って出来上がった作品です。「目を見て話そうよ」と言うことをEDMのサウンドにのせて、この令和の時代に向けて発信するEDMのサウンドです。
(氷川きよし)
4.確信 (既発曲)
作詩·作曲/塩野 雅 編曲/NaO
自分自身が確信したことを表現した作品で、42年生きてきて、確かにこの歌詞の通りだなと思うことばかり。明日が来なかったり、今日が最後だとしたらやっぱり悔やまぬように自分の思ったことをしっかりやるってことが大切だと思います。周りの目とか、周りからどう思われるということよりも、自分らしく人生を生きるということを表現したロックです。
(氷川きよし)
5.限界突破×サバイバー (既発曲)
作詩/森 雪之丞 作曲/岩崎貴文 編曲/籠島裕昌
これはまさしく、自分がこうありたいという氷川きよし像を体現させてもらったような曲で、本当に「ドラゴンボール 超 スーパー 」と悟空に感謝しています。自分が幼少期にやりたかった、表現したかった一曲だったんだなということを感じます。
(氷川きよし)
6.青い鳥 (新曲)
作詩/朝倉 翔 作曲/永井龍雲 編曲/野中“まさ”雄一
去年の中ごろに作家の先生が「青い鳥」というテーマで作ってくださったんです。本当に偶然なんですが、自分が一緒に生活していたミーちゃんというオキナインコの青い鳥がいたんですけど、同じころにいなくなってしまって、自分がこういうストーリーで作ってほしいとお願いしたわけではなかったのにこの作品が来たんです。たまたまこのアルバムの発売月でミーちゃんがいなくなってちょうど1年経つので、今回収録させていただきました。ミーちゃんに対しての思いがリアルな表現になった一曲で、いなくなってしまってすごく辛いんですけど、心の中ではずっと青い鳥ミーちゃんが生きていると思っています。
(氷川きよし)
7.Love Song (新曲)
作詩·作曲/JUTA 編曲/山口俊樹
愛する一人の人に対しての思いを歌った作品です。好きな人がいて、ありのままの自分を愛してくれる、その人のために捧げる主人公の思いを表現した一曲。氷川きよしの最極のバラード作品が出来上がりました。
(氷川きよし)
8.This is love (新曲)
作詩·作曲/chalaza 編曲/野中“まさ”雄一
これは、男性の包容力とか、女性が男性にかけてもらいたい言葉がすごく表現された作品で、優しく全てを包み込んでくれるような男性の心を低音で歌って表現した一曲です。
(氷川きよし)
9.碧し (既発曲)
作詩·作曲·編曲/GReeeeN 、高田 翼【Diosta inc.】
「2月2日」の歌詞からはじまる GReeeeN が書いてくれた「NHKラジオ深夜便」のテーマソングになった曲です。
自分自身のそのまま素直な気持ちを歌っている作品です。
(氷川きよし)
10.おもひぞら (新曲)
作詩·作曲/水野良樹 編曲/鈴木 豪
故郷から18歳の時に上京して、その時の両親の思いと自分自身の思いを表現してくれているような作品です。
いきものがかりの水野さんが、今回、はじめて作品を提供してくださって、本当に氷川きよしのことを見ながら、中身を、心の中を悟られているような感覚で、歌わせていただいています。
(氷川きよし)
11.Never give up (新曲)
作詩/kii 作曲·編曲/上田正樹
プライベートでも親交のある上田正樹さんに作曲をお願いし、私自身がはじめて、発売する作品に詩を書かせて頂きました。小さい時の思いとか、今現在の思いとか、そういったものを表現しています。自分自身、何度も大きな波があったり、葛藤があったり、苦しんだり悲しんだりして、でも諦めないという気持ちでこの芸能の世界でやってきました。幼少期の頃の遠いあの日から始まる、氷川きよしの思いをストレートに素人ながら一生懸命に書かせて頂きました。 R&Bなんですよ。
(氷川きよし)
12.Going my way (新曲)
作詩·作曲·編曲/笹本安詞
昭和のポップスの一番いい時、そんなテイストのサウンドがすごく耳に心地よくて、歌っていても大変爽快感がある一曲。まさしくこの歌詞の中の思いは、自分と重なるものです。
(氷川きよし)
13.笑っていこうぜ (新曲)
作詩·作曲·編曲/岩崎貴文
どんなことがあっても、笑っていかないといけないなと思いますし、やっぱり人生には日々、苦悩が多くあると思うんですけど、その中でも少しでも笑って 、ポジティブにいかなきゃいけないなって思います。人の明るさ、皆さんで盛り上がるような感じでそんな思いを込めました。
(氷川きよし)
14.ボヘミアン· ラプソディ (新曲:カバー曲)
作詩·作曲/フレディ·マーキュリー 訳詩/湯川れい子 編曲/佐藤 準
フレディ·マーキュリー作詩の作品でありますけど、フレディのスターである立場と、人間フレディの苦悩。
そのフレディの思いがすごく伝わっている作品で、45歳という若さで亡くなったフレディの魂を心で感じながら、日本の方に日本語で、魂で歌わせていただきたいと思いますし、あれだけの大きな作品を日本語で詞を書いてくださった湯川れい子先生に感謝しております。
(氷川きよし)