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廃墟の街に蛙が一匹

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车掌の皱枯れた声が鸣る度に电车は动きを止め、人を吐き出せば进み出す。车内は徐々に空洞に近付いて行き、止まった回数を数えるのが亿劫になる顷にはもう殆ど空だった。贷し切り状态の车内を见渡し、堪え切れなくなった仆は俯きながら少し笑った。不自然に笑った。「世の中こんなもんか」とさえ思った。切り取られた空间で独裁者になった仆は、窓の外を眺めながらこのまま何処へでも行ってしまいたいと思った。电线を通り抜けて烟突がゆっくりと流れて行く。それは船のマストの様にも见えた。流れて行くのは仆か、窓の外か。考える度に気分が悪くなってきたので、イヤホンを外して目を瞑った。
车掌の皱枯れた声が闻き覚えのある地名を呼ぶ。昨日の夜に地図で确认したので良く覚えている。この切り取られた空间から脱出しなくてはいけないと思うと、残念でならない。しかしこれ以上は体に毒だ。ずっとここにいれば仆の体は顺応して行き、やがてこの空间に根付いてしまう。息を吸う事もままならなくなってしまう、そんな気がした。仆は小さな鞄を膝の上に置き、电车が止まるのを待った。
「やあ、调子はどうだい?」
受话器越しに闻こえて来る声は仆を苛つかせた。「もう荷造りは済んだかい?」
「ええ、大丈夫です」
余计なお世话だと付け加えたかったが、そんな勇気も自信もなかったので饮み込んだ。
「明日は君にとって重大な意味を持つ日だ。なんたって新しい暮らしが始まるんだからね」
彼の口调はいつも调子がいい。滑舌も良く、吃ったり噛んだりした所を见た事がない。仆はそれが嫌いだった。その上ザラザラとよく通る耳障りな声质で、受话器から耳を少し离して丁度いいくらいだった。彼との通话はいつも苦痛でしかなかった。
「明日、夕方顷にそちらに着くと思います」
「おお、そうかい。それなら私は駅の近くで待っているね」
仆は受话器越しに颔く。
「明日か。君の重大な日は少しタイミングが悪かったかもしれないね?」
「え?」
「それじゃ、明日は君に会えるのを楽しみにしているよ。おやすみ」
ブツッという无神経な音を最后に、通话は切れてしまった。仆は数秒间受话器を眺めた后、ため息と共に元の场所に戻した。彼が最后に残した言叶が嫌に头の中をぐるぐると駆け巡っている。嫌な来客だ。部屋の中をグチャグチャに掻き乱した后、何もなかったかの様に去っていくのだ。后片付けなんてした例がない。自分が楽しければ后の事なんか考えもしない。本当に嫌な来客だ。
降り立った场所は、とても静かで古ぼけた街だった。駅の前の広场には大きな喷水が置かれていて、场违に水を喷出している。昼过ぎだというのに、人の姿は见当たらない。高架下に构えられた歯医者を覗いてみたが、どうやら今日は休业日の様だ。狭苦しく并ぶ家々を见上げると、ベランダには洗濯物が干され、窓から可爱らしい兎の缝いぐるみが覗いている。确かに人の気配はする。しかし、ここはとても静かだ。水が滴る音、风が通り抜ける音、电车が线路を噛む音。人の心地を感じないそれはとても异质に感じられた。もしかするとこの街は时间が止まっているのではないか。有り得ない事を当たり前の様に心配した仆は腕时计を覗いた。针は二时五十分を指しながら、落ち着いて回っている。止まってはいない様だがあまり信用出来ない。何処かに时间を知らせるものはないかと辺りを见渡してみたが、それらしきものは见当たらない。倾き始めた太阳と伸び出した影が漠然とそこにあるだけだった。もしかすると、仆はこの街に拒绝されているのではないか。异物を取り込まない様に五感全てを闭ざしてしまっているのだろうか。となると、仆はこの上なく滑稽だ。こんな场所で
やっていける筈がない。


1楼2010-04-06 15:49回复
    电车の止まる甲高い金属音が耳を抜けて头を刺して、目が眩んだ。ここはとても騒がしく、扉の无いエレベーターの様に息苦しい。窓の外で人は荒い列を成して流れ、出口へと続く阶段に饮み込まれていく。その后彼らが何処へ行ったのか、どうなったのかは窓の内侧から见ていた仆には见当もつかなかった。阶段は饮み込むばかりではなかった。胃袋に溜め込んで一定量を超えると、人を吐き出し始めた。胃液に涂れて不快な臭いを放つ彼らは、仆と同じ电车に乗り、仆と同じ様に椅子に座り、仆と同じ様に俯いた。それを仆は酷く恐ろしく思い、黒いコートのポケットからイヤホンを取り出して耳にはめた。少しでも心を落ち着かせようとした。コートから胃液の臭いがするのを必死で无视した。騒がしい雑音は仆を取り囲むのをやめ、少し离れた所で踊る様にゆらゆらしている。代わりに、心地良い音楽が流れ始めた。たまたま流れてきたのは耳の奥が焼け焦げてしまうくらいに闻き込んだ曲だった。昔はこの曲を聴く度に脉が早くなるのを感じたものだが、今となっては何も感じない。耳にこびりついて离れなくなり、それはもう仆の体の一部として血液が流れている。自分の身体に
    特别な感情は抱けなかった。
    暂くすると音楽の隙间から小さく笛の音が割り込んできて、电车は动き始めた。それまで当たり前にあった窓の外が不自然に移ろいで行く。出口へと続く阶段は口を大きく开けたまま离れて行った。仆はほっとした。もうあの中に戻る事はない。もう二度とあんな狭苦しくて酷い臭いのする场所に戻らなくていいのだ。


    2楼2010-04-06 15:49
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      这又是神马东西= =


      3楼2010-04-06 16:02
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        花束と水葬
        「もういいよ」 返事は无い
        惑う星も见えなくなって
        肌を刺す冷たさに
        灯台守と目が合って
        今は一人 ここでひとり
        暝目に全部预けて来た
        见たくないわ
        ねえ神様
        私の事
        杀して お愿い
        明日に なる前に
        ここから先
        何も无い
        私とよく似てる
        ただの根 枯れた根
        今は一人 ここでひとり
        排水沟に流れてく髪が
        涡を巻いた
        明日になれ
        天気になれ
        そしたら 笑い合える
        一绪に 歌おうね
        冷たい床
        眠れないわ
        揺らめく水底
        一人じゃ寂しい
        ねえ神様
        私の事
        杀して お愿い
        明日に なる前に
        この上のない爱で私の
        形も 歪む色も
        葬り 消してよ


        4楼2010-04-06 16:18
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          Ghost Mansion
          招待された覚えは无いが 黒い幌马车が迎えに来た
          鞭声鸣らすつぎはぎドール
          「飞び切りスイートなもてなしを」
          招待状は何処にも无いが
          揺らぐ幌马车が向かったのは
          高尚な程気味の悪い
          「ようこそ我らが馆へと」
          真っ青な颜で ふらめきながら
          灰皿の様に彼は言う
          「そうだ!しがらむ赤い糸も
          全部投げ弃ててしまおうぜ
          キャンドルの灯を灯せ 揺らせ
          蝋が溶けるまで踊るのさ」
          招待客は他にいないの?
          疑问提供も虚しくなる
          「私とほら踊りましょ」
          カボチャの臭いで汚れた少女
          っと惊く様な味のデザートに认めた誓いの言叶
          「どうぞお口になさって、きっと御気に召される筈」
          ラルラ!
          「いつまでたっても梦见がちな
          アンタもちょっとは気付こうぜ」
          干涸びた风船 泥に涂れ
          キャンドルの灯は点された
          「何を马鹿な事を、あれはアンタが恳切丁宁に书いたんだろう」
          「そうだ!拍打つ赤い林檎
          全部投げ弃ててしまおうぜ
          キャンドルの灯を灯せ 揺らせ
          蝋が溶けるまで踊るのさ」
          「いつまでたっても甘えがちな
          アンタもそろそろ気付いたか?」
          単纯な程気味の悪い
          どうやら夜明けは来ないらしい
          「ついでにお一つ确认するが
          アンタもここで働くよな?」


          5楼2010-04-06 16:19
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            バウムクーヘン
            空の缶诘 ビー玉が二つ
            転がる绿と青 ラリリラ リルルラ
            「おはようロップイヤー、変わりはないかい?」
            贵方は口笛吹いて フィルリルラ フィルリルラ
            ぽっかり空いた 穴を どうか
            贵方の声で 満たしてよ
            赤い靴が縺れたのは
            贵方のせいにしてしまえ
            ビー玉が二つ 贵方に一つ
            変な颜して喜んで ラリリラ リルルラ
            「一绪に行こうよ、きっと楽しいぜ!
            春の匂いを追いかけ回すんだ!」
            无邪気な贵方 気付いてないの?
            私の心に空いた穴
            しっとり円く 焼けたケーキ
            覗いてみれば 晴れた空
            赤い靴に 気付かないな
            ぐるぐる回る 头の中
            ぽっかり空いた 穴を どうか
            贵方の声で 満たしてよ
            赤い靴が縺れたのは
            贵方のせいにしてしまえ
            泣きたくなるな 円いケーキ
            覗いてみれば 贵方の目
            私の気持ち 気付かないな
            ぐるぐる回る 头の中


            6楼2010-04-06 16:19
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              我知道你忘了这个贴   所以好心提醒下你   你最近死去做甚了


              7楼2010-05-09 13:44
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