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台本听写崎谷はるひ原著耳を澄ませばかすかな海

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开个贴来加强我把这个抓的14轨都听写完的决心。
众目睽睽之下,我一定不敢半途而废。。。
现在才听写了三轨,路漫漫其修远兮。。。
度娘你别吞哦,拜托鸟。


1楼2012-01-17 17:10回复
    耳を澄ませばかすかな海track 1-1
    。。。
    笙惟:。。。あ。あ。。。
    和辉:。。えん。。
    笙惟:。。。もう。。もう。。
    和辉:。。。いい?
    笙惟:。。。あ。あ。あ。。。。。。
    和辉:あんた、いつもこんなことしてんの?
    笙惟:だったら、なに?
    和辉:目の前に横たわるこの男が、手惯れたふうに俺をあしらうのがむせいに不愉快だった。やや不揃いに伸ばされた彼の髪を掻き扬げると、その颜に不似合いな古い伤が见える。右の颚から耳にかけて、かすかに残るそれは、间近に见なければ分からないけれど、非の打ち所のない美貌に微妙なほどの生々しさを与えていた。
    


    2楼2012-01-17 17:12
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      耳を澄ませばかすかな海track 1-2
      笙惟:ほら、もうおしまい。
      和辉:いやだ。
      笙惟:しょうがないね、ガキはがっついて。。。
      和辉:そのガキにいきなり乗っかって、食い散らしたの、どこの谁だよ。
      笙惟:はい、ここの俺。そんなにしたいのか?
      和辉:うん。
      笙惟:じゃあ、させてくださいって、お愿いしな。
      和辉:やらして。
      笙惟:ははは、ストレートでいいね、それも。游んでやるよ。
      和辉:初めて抱いた男の体は、热く淫らで毒のように翻弄された。明るい表情から壊れそうな何かがつけているのに、笑ってそれをごまかしている。知り合ったばかりの、セックス以外何一つ共有するもののない、年上の男に覚えたかすかな情のようなものが、炙るような情欲に负けて见えなくなっていた。朝、一人取り残されたベッドの上で、空しさを感じるほどには梦中だったと思う。濡れた肌の手触りと、甘くゆったりとしたきれいな声、そしてショウイと名乗ったスデージネームだけが、彼の残した全てだ。そうして、全てがそれっきり。
      神谷:ルポーサウンドコレクション   崎谷春日原作   ドラマCD
      鸟海:耳を澄ませばかすかな海
      


      3楼2012-01-17 17:15
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        先贴第一轨,待会儿过来看,没有被吞的话就接着贴。
        我被度娘的大胃口吓怕了。


        4楼2012-01-17 17:17
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          track 2 -1
          和辉:付き合ってくれ、真雪。
          真雪:いやだ。
          和辉:てめ、ちょっとぐらい考え余地ねえのかよ。
          真雪:なし、ミリ単位で。いや、いっそナノ単位でなし。っつうか、もう何回言えばわかんのさ、あたしは年下兴味ないの。
          和辉:真雪さあ、何で年下ってところで终わりに済んだよ。年齢で差别すんなよ。
          真雪:呼び舍てにすんな、瀬里おとうと。真雪さんと言え。复唱しろ。はら、真雪サン。
          和辉:おとうと、そっちこそ、せめて名前呼べっつの。
          真雪:黙れっつの、童贞に人権なんかあるか。
          和辉:だから、童贞じゃねえっつてんだろ。この暴力女。
          圣司:すっかり仲良しさんだね。
          瀬里:あの、すみません、うるさくて。。。
          圣司:いや、いいんだけど。和辉くんの大学、东京でしょう?顽张って通うなあと思って。俺今周三しかここにいないのに、毎回见る気がするんだけど。
          瀬里:なんで言うか、谛め悪いんです、和辉。意固地になってるし。
          和辉:瀬里、また、ふられた。
          瀬里:あ、はいはい、あのね、でも、和辉も问题あるよ。口说くのに、喧哗吹っかけて、どうするんだよ。
          和辉:だって、あいつが话しまともに闻く気ねえんだもん。
          瀬里:だからってね、好きって言うなら、真雪の心证悪くしてたら意味ないだろ?
          和辉:だって、さあ、なんだよ。
          


          5楼2012-01-17 19:15
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            2-2
            大智:また来てんのか、おとうと、そんでもって毎回お前も学习しねえな。东大现役合格のわりに记忆力はねえのか?
            和辉:てめもおとうと呼ばわりかよ。っていうか学习ってなんのことですか?大智:瀬里ちゃんにべたべた引っ付くなって、何遍いやあわかんだこのくそガキや。
            和辉:烦いっつの、兄弟のスキンシップの何が悪いんだよ、バカバカ。
            瀬 里:あああ、あの、大智さん、落ち着いて。和辉も失礼なこと言うなよ。
            和辉;瀬里、こいつの味方するの?
            瀬里;そういう话じゃないだろ?何で店に来ちゃ、 あっちこっち喧哗売るんだよ。
            和辉:そうなに怒った颜するなよ。
            瀬里;和辉が揉め事起こすからだろ?そうじゃなかったら、怒らないよ。
            真雪;こんなんだ から、本気だって言われても、信じられねんだよね。
            大智;俺も同感だ。ブラコンにもほどがある。
            和辉;ほっとけよ。大体てめ、厨房いいのかよ。
            大智;今は 柴田が入ってんだよ。俺や休憩。
            和辉:だからって、ほっといていいのかっつて。
            圣司:と言うより、和辉くんは瀬里ちゃんに慰めてほしくて、わざわざ玉砕 しに来てるのかな。
            瀬里:。。。う。。。
            


            6楼2012-01-17 19:17
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              2-3
              和 辉:人まわり近くの年上の、温和で美貌のブルーサウンド店长、藤木圣司さんに図星をさされ、俺は黙り込むしかなかった。圣司さんとは、また违ったタイプの 美しさを持つ兄、宫上瀬里を谁にも渡したくない、その魅力を谁にも気つかせたくないという気持ちが、子供の顷から确かに俺の中にあったからだ。だが、结局 は子供じみた独占欲が抑えきれずに、俺はやり过ぎてしまった。おかげて瀬里はすっかり自信をなくし、长い间、気弱で地味な外见と性格のままで、俺は安心感 と优越感を持っていられたのだが。
              大智:瀬里ちゃん、髪、なんかついてる。
              瀬里:あ。。。本当ですか?どこ?さっき仓库のふみたせかな。
              大智:违う よ。そこじゃない。じっとして。
              瀬里:はい。
              和 辉:自分自身ですら野暮ったいと信じ込んでいた瀬里の见た目を変えたのはブルーサウンドのフロア担当の真雪で、そして内侧から渗み出るような甘い魅力を引 き出したのは厨房チーフ中川原大智だった。そして瀬里の心を手に入れた大地は、それこそ见せ付けるように瀬里との関系を隠さない。
              


              7楼2012-01-17 19:18
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                2-4
                和辉:なあ。。。
                真 雪:だから、兄贵に向けて、そういう嫉妬全开の颜するなっつの。见苦しい。
                和辉:してねえよ。っつか、なんですぐ叩いたりするんだよ。この暴力女。口で言 え。真雪:ガキには言叶より体罚のほうが话し早いっつのがあたしの持论。
                和辉:横暴だ。最近のガキや理屈で充分だ。
                真雪:そか?自分が痛いこと知らないか ら、他人に痛いことするじゃん。あんたもいい加减谛めたら?
                和辉:付き合えって言ってること?
                真雪:バカ。
                和辉:いいじゃんかよ。彼氏いないだろ。なんで だめなの?俺は本当に真雪と付き合いたいんだけど。
                真雪:っつうか、あんたがさあ、あたしといると楽なのはなんでかと分からない?
                和辉:なんでって?
                真 雪:気は遣わないで済むし言いたいこと言える。でもそれダチの感覚でしょう?もしくはもっとずっと长いこと一绪にいて、自然な空気が出来ちゃった相手だと かさ。
                和辉:それは。。。
                真雪:本当は分かってんでしょう?好きじゃない相手なら、そりゃ楽だよ。格好つけなくでいいんだもん。若いくせに初手から楽しよ うとしなさんな、じゃないと、失败するよ。っていうか、このあたしを谁の代わりにしようとしてるんの?あんた。
                和辉:う。。。
                真雪:楽になりたいのは、何 かがきついからでしょう?逃げてるんじゃないよ、若造。和辉:烦いよ。
                真雪:じゃね。
                和辉:何もかもお见通しかよ。


                8楼2012-01-17 19:19
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                  把第二轨砍成了四段,希望不要被吞。。。
                  吞了再补起来的话,顺序会混乱。。。


                  9楼2012-01-17 19:21
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                    耳を澄ませばかすかな海track 3-1
                    和辉:ただいま。あ、って、母さんたちはまだ帰ってないのか。
                    大泽:。。。というわけて、FMミットナイトポップチューン、本日わたくし大泽が送りしております。
                    和辉:まだやってんだ、これ。
                    大泽:さて、十一时になりました。今日のメールを绍介します。テーマは忘れられない思いで。
                    和辉:久しぶりに闻いた地元FM局の人気番组は、大泽というメインDJの滑らかな声と軽快な语り口が相変わらずで、不思议な安度感があった。名字しか知らないのDJの选曲もだが、何より好きだったのがこのメール绍介のコーナだ。
                    大泽:そんなに悪いことばかりじゃないから、顽张ってくださいね。それでは、元気を出して欲しいという気持ちを込めて、愈しの曲を。
                    和 辉:大抵がリスナーの悩み相谈のそれは、正直に言って、くだらないものばかりだった。だが、大泽の声は耳に柔らかく、答える态度も真挚で优しい。それはあ の真夏の夜、ショウイにもらった抱拥にどこか似ている気がする。抱き缔めているのに远い、それでも繋いだ体から何か伝わるものがあったはずなのに、彼は翌 朝には消えてしまった.闻き流すだけのラジオのように、目に见えるものは何も残さず、迹形もなく。
                    真雪:っていうか、このあたしを谁の代わりにしようとしてんの、あんた。
                    和辉:昼间の真雪の言い様とその瞳の奥にある深い伤のようなものを思い出すと、胸がどうしようもなく騒ぐ.见た目も声も、何もかも似ていないのに、ショウイを思い出してしまうのだ。
                    


                    10楼2012-01-17 20:25
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                      3-2
                      和辉:あ、さっきのガストDJのほうがまだましだったな。
                      和辉:一年前の夏の夜、俺は友人からイベンドチケットを譲られて、横须贺にあるクラブに来ていた.少しは受験のストレス発散になるかと思ったのだが、元々この手のことが大して面白いと思えない俺には、かえって疲れるばかりだった。
                      和辉:やっば帰るか。
                      笙惟:一人で何してるんの、さっきの俺のスデージつまらなかった。
                      和 辉:そう言ってどこか挑発的な笑みをかけて俺の腕に触れてきたのは、先ほどステージで、ショウイと绍介されいたゲストDJだった。音と映像に踊り狂ってい る连中の中で、あからさまに一人下げ来ていた俺のことが、もしかしたら不愉快だったらのかもしれない。
                      和辉:あんまりよく分からないから、こういうのを。
                      笙惟:ははははは、お前面白いね。
                      和辉:面白いって、何か?
                      笙惟:すれてなさそうて、いいってこと。饴食ってないしね?
                      和辉:饴、何か皆して食えてるやつのこと、あれが何?
                      笙惟:知らないなら、知らない方がいいこともある。
                      和辉:あ、何だよ、余计気になるだろ。
                      笙惟:知りたがりやさんだなあ。どして坊やって知ってるか?
                      和辉:知らないよ、何それ。
                      笙惟:ウワーオ、あの顿智坊主の名作アニメ、知らないの、ジェネレーションギャプだ、お兄さん悲しい。
                      和辉:何だよ、自分で言ったんだろ,言えよ。
                      笙惟:喉が渇くから、ずっと舐めるのさ。
                      和辉:饴なんか食ったら、余计渇くだろ。
                      笙惟:カクテル、叶っぱ、合法、ケミカル、これらの単语から连想されるのは、さて、何でしょう?
                      和辉:うん、飞べるやつ?
                      笙惟:ご明察。やってるやつは喉が渇く、だから饴食って唾液出すわけ。
                      和辉:あ、あんたもやってんのか?笙惟:さて、どう思う?
                      和辉:ジャンキーかよ、うぜえ。
                      笙惟:短気だね、お前。俺がラリッてるように见えるわけ?目、见てみな、白目浊ってないだろ?分かんない?
                      和辉:いや。
                      


                      11楼2012-01-17 20:26
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                        3-3
                        和 辉:细いくせに、力强い腕に引き寄せられ、间近に见た颜は完璧なまでに美しかった。ステージでは绿がかった金色に见えていた髪は、実はしっとりとした黒 で、大きなアーモンド形の瞳にも淀んだ色はない。まっすぐ见つめられ、吸い込まれそうなそれに、恐怖にも似たような震えが说示をはしった。
                        和辉:え、酒臭いよ、あんた。
                        笙惟:におい,気になる?
                        和辉:えん。。。えん。。。
                        笙惟:。。。えん。。えん。。
                        笙惟:思ったより惯れてる?もうちょっと惊くと思ったんだけと。ノーリアクションはつまんねえなあ。
                        和辉:つまんねえって言われれも、何やってんだよ、あんた。
                        笙惟:あんたじゃなくて、笙惟。お前は?
                        和辉:和辉だけと、俺、男は。
                        笙惟:相手したことないだけだろ?どして坊やは世の中に知らないことあるの、嫌いじゃないのか?それとも、仆は怖い?
                        和辉:别に。
                        笙惟:じゃ、俺とおいて、つまんなそうな颜、かえてやるよ。
                        和辉:なんか、すげえ自信。
                        笙惟:少なくとも、ここにいるよりは楽しいと思うけと。
                        笙惟:こら、寝るな。
                        和辉:あ、痛い。
                        


                        12楼2012-01-17 20:27
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                          3-4
                          和 辉:手惯れた様子の笙惟に连れて来られたのは、いかにもといった感じのけばけばしいラブホテルだった。それなりに、紧张して先にシャワーを浴びて来ると、 相手はのんきに动物ものの感动映画を见ていて、すっかり気が抜けてしまった。そしてバスローブを着た笙惟に耳を引っ张られるまで、俺は自分がいつの间にか 寝入ってしまったことに気つかなかったのだ。
                          和辉:うん、あれ?
                          笙惟:あれじゃないだろ?シャワーするつったら、分かったって返事したじゃないかよ。なに?なに?いまさらてれた?
                          和辉:べ、べつに。
                          笙惟:じゃあ、びびった?
                          和辉:びびってねえよ。
                          笙惟:なんかノリが悪いな。お前、もしかしてあんまりセックス好きじゃないの?和辉:うん。。。
                          笙惟:なんで?気持ち良くない?
                          和辉:だって、面倒くさいじゃん。
                          笙惟:面倒くさいね。面倒に感じるってのは、本当に良くなったことないからだろ?俺は好きだけどね、セックス。
                          和辉:こめかみに、伤痕?
                          笙惟:ああ、これ?気になるか?
                          和辉:いや、别に。
                          笙惟:谁かに全部预けて、とろんってなる感じ。ちゃんと知ったらやみつきになる。
                          和辉:预けてったって、どうやって?
                          笙惟:头で考えるからダメなんだ。いい子にして、任せてみな。そうしたら、いいことしてやるよ。
                          和辉:うん。。。
                          笙惟:はあ、若いね、さすがに。って、なんだ?下着つけてんの?お行仪いいな、やっは。
                          和辉:ちょっと、あ。
                          笙惟:味见していい?
                          和辉:はあ?ちょ、や、やめろよ。
                          笙惟:あんま使ってない?
                          和辉:何がだよ?
                          笙惟:っていうか、お前、いくつなの?
                          和辉:あんな、こと、ここで、闻かれても、言えるわけねえだろ。
                          笙惟:可爱くねえの。
                          和辉:い、いてえ、は、离せよてめえ。
                          笙惟:いいな、闻いたことに答えたらいかせてやる、さーて、仆はいくつですか?
                          和辉:くそ、じゅ、十八。
                          笙惟:おお、予想より若かったな、ん、じゃ、平気か。
                          和辉:へ、平気じゃ、ねえん、や。
                          笙惟:一回出していい、若いからすぐだろ?
                          和辉:何が、あ、あ。あ。。。
                          笙惟:えん。。。えん。。。えん。。、すげー
                          和辉:ってっつか、あんた、なんでたってんの?
                          笙惟:そりゃ、感じたからじゃねえ?言っただろ、セックス、好きなんだ、俺、期待だけで、こんなに、なるくらいには。
                          和辉:っつうか、信じらんねえ、まじかよ?
                          笙惟:まじもなにも、それなんだ?もう元気じゃんか?
                          和辉:ああ、や、やめろ、よ。
                          笙惟:なあ、手。こっちに。
                          和辉:って、あ。
                          笙惟:こう、な、して。
                          和辉:うん、あつい、すげえ。
                          笙惟:ああ、ちょ、乱暴に、すんなって。
                          和辉:だって、すげえんだけど、ここ。
                          笙惟:加减、しろよ。
                          和辉:入れていいの?
                          笙惟:いいよ、来な、かわいがってやる、ゆっくりな、最初きついけど、あと楽になる。
                          和辉:すげ、きつい。
                          笙惟:いい子だ、焦るな。もうちょっとで全部入る。
                          和辉:こう?
                          笙惟:うん、ちょいきつめて、うん、そう、ああ。。。
                          和辉:いんだ、これ?
                          笙惟:うん、いい。あ。。こら、バカ。
                          和辉:何?
                          笙惟:ノンケのくせに、ナチュラルにそこ弄るなって、あ。。や。。。
                          和辉:触っちゃダメって决まりはないんだろ?さっきのお返し。
                          笙惟:このくそガキ。。。ん。ああ。。。
                          和辉:いく?
                          笙惟;うん。
                          


                          13楼2012-01-17 20:28
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                            笙 惟:谁かに全部预けて、とろんってなる感じ、ちゃんと知ったらやみつきになる。
                            和辉:ああ、すっげ。
                            和辉:こんなに必死に、そして梦中になってセックス したことなど、なかったかもしれないと思うと、なせか泣きそうになった。まともに名前も知らない相手なのに、全部を丸ごと许されたような安堵は、ほかの谁 にももらったことがなかった。
                            和辉:気持ちいい。
                            笙惟:ん?なんだ?
                            和 辉:自分の感覚をうまく言えなくて颜を覗き込むと、穏やかな笑みの中に、こんな行为の后には似合わないかげりが见えた気がして、なぜか胸が痛くなる。その まま消えてしまいそうでとっさに抱き缔めたのは、俺の胜手な感伤だったが、惯れたように、ただ好きにさせるさまが気に入らなかった。
                            和辉:あんた、いつもこんなことしてんの?
                            笙惟:だったら、なに?
                            和辉:また、会える?
                            笙惟:縁があれば、あえるんじゃないか?
                            和辉:たぶんこれっきりにするつもりだろうと分かっていた。どうにかして次につなげたくて质问をしてみたが、すべてきれいにはぐらかされてしまい、结局むきになりながら、细い体を抱きしめるほかに、何もできなかった。
                            


                            14楼2012-01-17 20:29
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                              お母さん:ただいま、あら、和辉、帰ってるの?
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                              お母さん:もっと遅いかと思ってた。お父さんはまだみたいね。
                              お父さん:ただいま。
                              お母さん:あら、ちょっとお父さん、饮み过ぎじゃないの?
                              和 辉:近ごろ母はずいぶん穏やかになった、受験がかきょうのごろはぎすぎすしていた家の雰囲気も平穏になり、强引に一人暮らしを始めた瀬里とも、こまみに连 络を取りあっているらしい。今の生活は穏やかで満ちたされていると思う。ただ、笙惟と寝たあの夜の高扬と歓喜がくすぐり続けて、忘れられないだけで。
                              男の人:ショウイ?ああ、あの时のやつか?でも、连络先だって、飞び入りだったから、あいつがどこの谁だが、店の方じゃさっぱりわかんねんだよ。和辉:じゃ、あのアフロのやつは?あいつ正式なDJだったんじゃねえの?
                              男の人:おお、スタン?あいつもベルプだし、それに确か帰国したはずだよ。あの夜が日本最后のステージとか言ってたから。ショウイもあのレベルだったら绝対话题になってると思うんだけど。本职じゃねえのかもなあ。
                              和辉:翌朝、案の定ホテル代だけを残していなくなっていた笙惟を、见苦しいと分かっていながら、クラブに何度も足を运んで探そうとした、だが手がかり一つ手に入れることはできず、夏が过ぎたころには何もかも追い诘められて、结局その矛先が向かったのは瀬里にだった。
                              和辉:瀬里は俺なんかいなくていいんだろ?今の店とか大学とか、そういうの方が大事なんだろ?
                              瀬里:そうなこと、ないよ、でもね、俺は失败しても自分でやりたいんだ。よかれと思ってするだけじゃダメなんだよ。あと、相手がどうんな気持ちで言ってるのか、思い込みで拒むんじゃなくて、自分で考えて受けとらなきゃダメだよ。
                              和辉:瀬里。。。
                              瀬里:和辉は顽张ってるよ、でも、もうちょっとだけ、やってみなよ。
                              和 辉:家を出ていきいきとしている瀬里に苛立ち、腹立ち纷れの本音をぶつけた俺に、向けられた言叶と瞳は真挚なものだった。その言叶で、余裕のない自分に気 つかされ、许されたとき、自分でも惊くほど素直になれた。それも、あの夜の笙惟の抱拥がきっかけだったのだろ。だが结局.平穏な生活を手に入れても思い出 すのは、手がかり一つ残さず消えてしまった男のことばかりで。
                              真雪:ていうか、このあたしを谁のかわりにしようとしてんの?あんた。
                              和 辉:真雪を谁かのかわりにする気はなかったが、あの夜の彼と似たような眼差しをする彼女になら、いつか本気になれ るかもしれないと思ったのは本音だった、だが、あさっりと真雪には见透かされ、会いたくても会えない相手は、どう探せばいいのかそれすら分からず、无力感 に苛まれるばかりだ。
                              笙惟:縁があれば、会えるじゃないか?
                              和辉:縁があればって、无理に决まってるし。えん、もう寝るか。
                              笙惟 :FMミッドナイトポップチューン、そろそろお别れの时间となりました。ラストはこちらの曲を届けします。
                              和辉:うん、声だけなら、このDJの方が笙惟と似てるかも知れないな。
                              笙惟:それでは皆さん、see you next week, 今宵の相手は、大沢笙惟でした。


                              15楼2012-01-17 20:29
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